まずは5万円!ゆるっと農業塾で最初の一歩【実践編】VOL.12 種まきの準備をしよう②
pHや土づくりを学んできたら、次はいよいよ「手を動かす」段階です。
でも、いざ畑に立つと
「何から始めればいいの?」と立ち止まってしまう人は少なくありません。
この回では、ゆるっと農業塾【実践編】VOL.12として、
農業の最初の一歩になる「種まき」をテーマに話していきます。
苗を買うべきか、種から育てるべきか。
種の性格、光・水・温度の考え方。
そして、意外と見落とされがちな「収穫から逆算する種まき」。
難しい専門用語や完璧なやり方よりも、
まず一回やってみることを大切にした内容です。
「失敗しない農業」じゃなく、
続けられる農業のスタートとして、
一緒に種をまいてみましょう。
pHや土づくりの話が続いて、いよいよ作業編。
正直、何から始めればいいのか分からなくて。
それで普通。
だから最初は、難しいことを考えずに種をまいてみよう。
完璧なやり方を覚えるより、まず一回やってみること。
それが一番の近道。
苗か、種か
初心者は苗を買った方がいいとよく聞きます。
それも間違いじゃないね。
苗は失敗しにくいし、時間も短縮できる。
ただ、苗をたくさん買うと意外と経費がかさむ。
今は月5万円を目標としているから、できる人は種からも挑戦してみてほしい。
全部を種にしなくていい。
一部だけで十分だよ。
種をまく前に知っておくこと
種まきで一番大事なのは、その種の性格を知ること。
種には大きく分けて、
好光性・嫌光性・中間性がある。
今回は一つ一つは紹介しないけど、
自分がまく種がどれなのかは必ず確認しておこう。
これを知らないと、土をかける量を間違えやすい。
芽が出ない原因は、だいたいここから始まる。
覆土の量でそんなに変わるんですね。
基本だからここは覚えていこう。
播種後に大事なこと① 光
種をまいたあとは、水をあげればいいですか?
まず意識してほしいのが光。
好光性・嫌光性・中間性に合わせて、
栽培作物によって違うからどの性質の種か確認しよう。
そこから土をかける量や環境を調整する。
場合によっては、遮光ネットを使うのもありだね。
光が合っていないと、
発芽しない、もしくは極端に弱い芽になるから気をつけよう。
播種後に大事なこと② 水
次は水。
播種直後はしっかり与えるけど、
常にびちゃびちゃはダメだ。
土の表面が、少し湿っているかどうか。
それくらいがちょうどいい。
毎日決まった量をあげるんじゃなくて、
天候、気温、土の乾き具合を見ること。
夏場は特に乾きやすいから、
遮光資材を使うだけでも管理はかなり楽になる。
新聞紙を使う人もいますよね。
保水と遮光には向いているね。
ただし、見えないことと、水分が多すぎると
カビが出やすい点には注意が必要だね。
播種後に大事なこと③ 温度
光と水は意識してましたけど、
温度もそんなに大事なんですか?
かなり大事。
発芽温度は作物ごとに違っていて、
15度前後から発芽するものもあれば、
夏野菜だと30度前後を好むものもある。
だから、まく前に
その種の発芽温度を把握しておくことが大事だね。
寒い時期で温度が足りない場合は、
加温設備が必要になることもある。
そこまでできなくても、
小さな穴がたくさん空いた透明マルチはおすすめだよ。
寒さをやわらかく防いでくれるし、
保水性も保てる。
何より、種や芽の様子が見える。
ただし、気温が一気に上がる時期は注意。
油断すると、せっかく出た芽がやられることもある。
そして夏。
近年みたいに暑い時期に播種する場合は、
発芽するまでは濃いめの遮光が必要だね。
30度を超えると、
特定の野菜を除いて発芽率は一気に落ちる。
温度はできる限り他の調整はしていこう。
まとめ
種まきで覚えてほしいのは、
種の性格を知ること。
光・水・温度を意識すること。
そして、やりすぎないこと。
それと、もう一つ大事なことがある。
これが一番抜けやすい。
収穫はいつなのかを、先に考えてから種をまくこと。
なんとなく種をまくと、
管理もなんとなくになるし、
収穫の時期が他の作業と重なったり、
一番条件の悪い時期に当たることもある。
そうなると、収穫が大変になるだけじゃない。
次に作る作物にも影響が出る。
播種、管理、収穫はセット。
できれば次の作物、その次くらいまで考えてまけるといい。
ゆるっとやりたいなら、
次くらいまで考えれば十分だ。
日本は同じ国でも、
地域や年で気温も全然違う。
だから
「何月にこれをまけば必ず成功」
なんて言い切れない。
自分で調べる。
その土地で実績のある人に聞く。
その積み重ねが、
誰かの真似じゃない、自分の経験になる。
まずは一回、種をまいてみよう。
でも、未来を少しだけ想像しながら。
それが、ゆるっと続く農業の第一歩だよ。



